ロードバイク乗りの方は、簡単だし効果も大きいので通常ホイールから改造を始めるケースが多いようです。がっ、Trek 7.4FXに代表されるクロスバイク乗りにとってはホイール交換は一番最後のほうになるケースが多いはず。なぜならば、そこには超えなくてはならない大きな壁があるから。。。
クロスバイクは主にMTB系のコンポーネントを使っているケースが多いです。7.4FXもMTB系コンポーネントが多く使われています。そのためかどうかはわかりませんが、リアホイールの仕様もロードバイクと違います。エンド幅(OLD:オーバロックナット寸法)というホイールの幅が7.4FXの場合は135mm、ロードバイクの場合は130mm。5mmクロスバイクの方が広くなっています。
つまり、ロードバイクのホイールをそのままクロスバイクには付けられないということです!これが7.4FXでのホイール交換の壁です。(クロスバイクにはロードと同じエンド幅の130mmを採用しているものもあります。Giant Escapeとかは確か130mmだったかと。)
ネットとかでこの壁の越え方を研究してみると、先人達がいくつか方法を編み出してました。
【方法1】 強引につけてしまう。
135mmのエンド幅に130mmのホイールを強引に付けてしまう。クイックリリースでぐいっと締めこんでやると広いところに狭いホイールを入れることになるので、入ってしまう。ただ、リアステーとチェーンステーには当然負荷がかかる。クロモリとかの鉄であれば曲げには強そうだけど、7.4FXはアルミ。曲げには弱い。危険でしょう。ということでパス。
【方法2】 手組みホイールを使う。
ある意味、135mmエンド幅に軽いロード用ホイールを入れるための王道。手組みホイール購入も考えたけど、価格もそこそこするし、何か負けた感(誰に?)がする。じゃあ、自分で組むか?とも考えたけどハードルが高すぎるということで却下。
【方法3】 完組みホイールの改造
完組みホイールの改造にはいくつか方法がある。主流は2つあるようだ。1つめは、アクスルシャフトをエンド幅135mmで使用している146mmのものに交換し(ロードは141mmのシャフトを使用)、チェーンがついているのとは反対側のシャフト(反フリー側)に5mmのスペーサーをかませる。このままだと、ホイール中心が右側(チェーン側)にずれてしまうのでスポークのテンションを調整してセンターを2.5mm反フリー側に移動する。いわゆるセンター出しを行う。
もう1つは、アクスルシャフトの両側に2.5mmのスペーサーをそれぞれはさんで、チェーンラインおよびディレイラーの調整を行う。(ホイールのセンター出しの必要は無い)
チェーンライン?何それおいしいの?くらい、この時までまったく考えてませんでした。チェーンラインについてはこの方の解説がわかりやすいです。で、調べてみました。7.4FX標準クランクのShimano Acera M391のフロントチェーンラインは50mm。対して交換したShimano SORA(3速)のフロントチェーンラインは45mm。なんと5mmも内側に入っている!チェーンライン5mmも変わってたんだ!今まで気がつかないってどういうことよ。。。
ということで、チェーンラインをより改善することも期待できる【方法3】完組みホイールの改造(シャフト両側に2.5mmのスペーサー)を採用。 スペーサーを入れることにより、ディレイラーからスプロケットが2.5mm遠ざかることになるけど、ネットで調べたら「調整は楽勝」と書いてあったので、とりあえず信じて突き進むことに。
方法は決まった。次回は部品の準備編。
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