2015年3月24日火曜日

Trek 7.4FX改造計画④ ドロップハンドル化 ~その3

いよいよ最後の仕上げのバーテープ巻き。黒でシックに決めてみました。(Madone 7.9を目指してますから。。)



これで組み上げは終了。ブレーキとシフターの調整に入ります。まずはブレーキ。



これが前輪の新しく購入したシマノのコンパクトVブレーキ。アーム長は90mmです。元はTektroの105mmのVブレーキがついていたので15mmくらいアーム長を短くしました。なぜ、アーム長を短くしたかの説明が以下の図。



要は、STIレバーのブレーキ引き量はラピッドファイヤの1/2。同じアーチ長のものを使うと、半分の挟み角度しか実現できない。なるべく挟み角度をかせぐためには、アーチ長が短いコンパクトタイプのVブレーキを使えばいいのがこの図からわかる。ただ、あまり短くしすぎるとブレーキシューへの力が弱くなってしまう。(てこの原理ね。)
ということで90mmがバランスが良い。とインターネットの先人のブログには記載があったので、90mmを選択。
ただ、これだけでは同じ挟み角度を実現できない。そのため、ブレーキの調整は少しシビアにやる必要がある。Vブレーキの幅はシフトケーブルの固定によってまず決める。その後、左右のバランスを下のネジを締めることにより調整する。
結果的にものすごくブレーキの効きがよくなりました。今まで以上。やっぱり調整は大事ね。



次にシフターの調整。後ろのディレイラーのケーブル引き量はラピッドファイアーとSORAのSTIレバーは同じ。という記載があったのであまり心配していなかったが、最初は慣れないため調整に戸惑う。
うまく調整するコツは
1)一番High側(小さいスプロケット側)にチェーンを移動。
2)シフターも一番High側に移す。
3)この状態でシフトケーブルをラジオペンチでひぱってその位置でネジ止め。
これでうまく調整できました。気をつける点としてはシフトケーブルの長さ。STIレバーに付属のシフトケーブルを使ったんだけど、ちょっと短かった。大きめのフレームの場合は、ケーブルが足りなくなるかも。その場合は長めのケーブルの購入が必要になります。

問題はフロントディレイラー。いくつかのブログなどではフロント側のラピッドファイアーとSTIレバーのシフトケーブル引き量は違うため、そのままでは使えない。という記載があり、もしかしたらうまく動かないかもな。。 と考えていたのですが、結果的には3段変速可能でした。(真ん中のギアがちょっと入りにくいけど、調整でなんとかなりそう。)



これで完成。なかなかいい感じじゃないかな。



サドルから見える景色も変わりました。



今回使ったツールは以下。あまり特別なものは必要なかったです。



※自転車の改造は個人の責任でお願いします。質問とかあれば、わかる範囲で回答しますので遠慮なくどうぞ。

2015年3月23日月曜日

Trek 7.4FX改造計画④ ドロップハンドル化 ~その2

さあて、早速始めますか。



ただ、作業を始めると犬が集まってきて手伝おうとしてくれる。。。。うれしいんだけど、ちょっと邪魔。。



まずはVブレーキを外します。六角レンチで簡単に外れます。



ここでラピッドファイア(元のブレーキ)のワイヤー引き幅を測定。



黒くマジックでマークしたところがMax引いた位置。約3cmの引き幅があるのがわかる。意外に引いてるなというのが印象。



同じように後ろのVブレーキも外す。ちなみに2015年バージョンの7.4FXはTektroのVブレーキが標準です。



同じように、ディレイラーについているシフトケーブルも外す。



バーエンドやグリップ、ブレーキ&シフターを外した状態。ここまでは外すだけだから簡単。特に注意しなければならないことは無かった。



ラピッドファイアーを分解しようと思ったけど、機構が複雑そうで理解しようと思うと結構時間がかかりそうだったので、これは今度やろう。ということで次の作業へ。



ハンドル取りました~。標準でついているフラットハンドルの幅は約58cm。結構幅広だな。



ハンドルを取った跡はこんな感じ。これからドロップハンドルをつけます。この時、テンションMax状態。



感慨にふける間もなく、あっという間につきました。
別角度から見てみると。。。



かっこいいんじゃない~。 購入したドロップハンドルの幅は40cm。今までのフラットハンドルが58cmだから、グッとしまった感じ。



いよいよSTIレバーの登場です。犬達も飼い主の興奮が伝わるのか、興奮気味。盛り上がってきました。
が、ここで驚愕の事実が判明。




箱の底からブレーキケーブルとシフトケーブルが出てきた。。 確かに「セット」と書いてあったけど左右セットのことだと思ってた。。 ケーブルがセットだったということね。。。
ということで別途購入したブレーキ&シフトケーブルは不要ですね。

早速STIレバーを装着。写真のこの位置から六角レンチを入れて金属のバンドを緩めてハンドルに差込み、そのあと締め付けて固定。



両方STIレバーをつけると、何かそれっぽくなってきぞ。



次はケーブルを取り付けていくんだけど、作業に没頭するあまり重要な局面の写真をあまり撮っていません。。 7.4FXのケーブル交換で覚えておかなければならない重要なことは「7.4FXのケーブル類はフレーム内臓」ということ。
これを考えずに、今まで付いていたケーブルをシュルッと先に抜いてしまうと、後からケーブルが入らずに大変なことになる。とインターネットに出ていたので相当ビビッて作業したけど結果的にいうとシフトケーブルは全然楽勝。シュルッと抜いちゃってOK。ブレーキケーブル(後ろ)はもしかしたらちょっと面倒ななことになるかも。



まず、新しいブレーキケーブルをこんな感じでSTIレバーの頭から入れ、手元側に抜く。



アウターケーブル適当な長さに切って、インナーケーブルをいれ、それをハンドルにビニールテープで固定。



古いリアのブレーキケーブルを抜く前にケーブルライナーという中空のチューブをケーブルに通す。そして古いケーブルだけを抜くと、そこにライナーだけが残る。そのライナーをガイドとして新しいケーブルを通す。という手順でリアのブレーキは交換。



これは自転車の下側から覗いた図。見えているのがシフトケーブル。出口の穴が結構大きいのでいっぱつでケーブルは出てくる。チェーンステー内を通すリアのシフトケーブルも自転車を立ててやる(=チェーンステーを垂直にする)と比較的簡単にケーブルを通せる。


これはダウンチューブの裏。「SEVEN4」って書いてあった。今まで気がつかなかったけど、かっこよし。



ケーブリングが終わった状態。いい感じになってきたぞ~。
今日はここまで。




2015年3月22日日曜日

Trek 7.4FX改造計画④ ドロップハンドル化

このブログは犬ブログのはずだったのに、実は記事のランキングでは「Trek 7.4FX改造計画」が常に上位に入っていたりします。実は隠れ自転車ブログだったんだと最近本人も認識しました。(笑)

だからというわけではないですが、自転車ブログの新ネタです。
新たなネタというのは、クロスバイク乗りなら誰でも一度は考えるであろう「ドロップハンドル化」です。いろいろなブログや知恵袋的なところを見てみると、概ね先人達のご意見は「悪いことは言わないのでやめとけ。」。理由を見てみると、どれも納得がいく話ばかり。「そうだよね~、やっぱりクロスバイクをドロップハンドルにするなんて、アホがやることだよね~」とかつぶやきつつも、だめだよ。と言われるとをついついやりたくなるタイプ。ということで、先人達のもっともなご意見をスルーしつつ、7.4FXのドロップハンドル化に挑戦です。

完成イメージはこんな感じ。(Trek Madone 7.9。Trekのロードバイクの最高峰。かっこいい)



なぜ、ドロップハンドル化したいかというと理由は3つ
1.フラットハンドルだとポジションが1つしか取れず、長時間運転していると疲れる。また、結構立った姿勢で運転するので25km/hを超えると空気抵抗が気になり、もう少し前傾にしたい。
2.ドロップハンドル車を新たに購入してしまうと、多分7.4FXには乗らなくなってしまう。まだ1000kmくらいしか走っていないのに。。愛着も湧いてきたのに。。もう少し74FX乗りたい。
3.7.4FXでドロップハンドル化している人はあまりいないみたいだから、とりあえずやってみようか。

まあ、いろいろ書いたけど、楽しそうだからやってみようと思った次第です。

やろうと決めてからは、インターネットでいろいろ調べました。同じように無謀な事を考えて実行した諸先輩方のブログはとても参考になりました。が、調べてみてもわからないことがたくさん。やっぱり実際にやってみないとわからないだろうということで、早速発注。



まずは、中身のチェック。人間よりも前に犬のチェックが入ります。



ブレーキとシフターがセットになっているシマノSTIデュアルコントロールレバー。
シマノのSTIはいくつかシリーズがあるんだけど、今回はSORAシリーズ。その中でもTripleを選択。
7.4FXの変速機は前が3段、後ろが9段のAcera。SORAにも同じ構成があるため(他には同じ構成はない。)選択。スプロケット交換などを考えるなら選択肢が広がるんだけど、今回はディレイラー、スプロケットはそのまま使う予定なので、必然的にSORAのTripleに。



次にシマノのコンパクトVブレーキ。7.4FXの標準ブレーキはVブレーキでシフター&ブレーキはラピッドファイアと呼ばれる一体式のレバー型のブレーキ。インターネットで調べるとSTIのブレーキケーブルの引き幅はラピッドファイアに比べると小さいと書いてある。そのため、コンパクトタイプのVブレーキを選択。(理由はまた別途説明)



ブレーキのケーブルとハンドルバーテープ。



シフトケーブルと足りない工具類(ケーブルカッターとヤスリ)。



もちろん、ドロップハンドル。



ドロップハンドルはアナトミックシャローというドロップ幅が比較的小さいものを選択。



これが改造前の7.4FX。これから、部品を外し始めます。
が、今日はこれくらいで終了。続きは次回以降で。